15/04/2026
研出シ蒔絵舌切雀絵引出箱
日本の昔話、舌切雀の引出箱
影絵で表現されています。
舌切雀の物語は以下
むかしむかし、あるところに、おじいさんとおばあさんが住んでいました。
おじいさんはとてもやさしい人で、おばあさんは少し意地悪な性格でした。
ある日、おじいさんはケガをした小さなすずめを見つけます。
「かわいそうに」と言って家に連れて帰り、えさをあげて大切に育てました。
すずめは元気になると、おじいさんによくなつき、家の中を楽しそうに飛び回るようになります。
ある日、おばあさんが大切にしていた「のり(洗濯のりや糊)」を、すずめが食べてしまいました。
怒ったおばあさんは、 「なんてことをするんだ!」と腹を立て、ハサミですずめの舌を切ってしまい、外へ追い出してしまいます。
それを知ったおじいさんは悲しみ、
「すずめはどこへ行ったんだろう」と探しに出かけます。
山へ山へと歩いていくと、ついに「すずめのお宿」を見つけました。
すると、あのすずめが元気な姿で現れ、
「おじいさん、よく来てくれました」と喜んで迎えてくれます。
すずめたちはおじいさんを手厚くもてなし、
帰り際にお礼として「つづら(箱)」を差し出しました。
「小さいつづらと大きいつづら、どちらにしますか?」と聞かれ、
おじいさんは遠慮して「小さい方でいいよ」と言って受け取ります。
家に帰って開けてみると、中には金銀財宝がぎっしり入っていました。
それを見たおばあさんは驚き、今度は自分がすずめの宿へ行きます。
同じように「小さいつづらと大きいつづら」を選ばせてもらうと、
おばあさんは迷わず「大きい方!」と欲張って持ち帰りました。
家に帰ってつづらを開けると…
中から出てきたのは宝ではなく、
ヘビやムカデ、妖怪のようなものたちでした。
おばあさんは驚いて逃げ回り、ひどい目にあいました。