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ヘイ、こちら17号室。やらねばならぬことばかりを抱えたままで、維新派屋台村へ。次から次へとタスクが押し寄せてくるが、今宵はもう呑む。何かを成功させるために、いや、失敗しないために、もう次の手立てを考え続けなければ、すぐさま足元を掬われそうな...
12/10/2026

ヘイ、こちら17号室。やらねばならぬことばかりを抱えたままで、維新派屋台村へ。次から次へとタスクが押し寄せてくるが、今宵はもう呑む。何かを成功させるために、いや、失敗しないために、もう次の手立てを考え続けなければ、すぐさま足元を掬われそうな下半期。魂はいつもひとつ先の停留所へ。でもさ、知久さんの歌でハッとして私は戻ってきた。

月がみてた
月がみてた
月がみてたよ

残したいのは名前じゃなくて
名前の前の名前のない
ナニカそのものを

生きるもの、この世を去ったものも、立て込みの軒の下で身を寄せて呑んでいるみたいな維新派屋台村。はるちゃんも舞い降りて来てるかな。こんなお祭り、逃すわけないか。私が残したいのは、はるちゃんの覇気や生きる底力だ。惜しみのないやさしさや、とめどない好奇心の強さだ。旅から掴んで身体に宿らせた、まさに名前の前の名前のないナニカそのものを。なんとかやってるよ。あなた、よい夜を。

#維新派屋台村

ヘイ、こちら17号室。いつかのバンコク。ヤワラー(中華街)をひたすら歩き回っていたら、古びた棚の中にヘタうまな馬の人形を見つけた。誰が買うねん、と思うほどのヘタうまさだが、私たちが買うやつだ。店のなかはあまりに薄暗いので入るのに戸惑ったが、...
09/09/2026

ヘイ、こちら17号室。いつかのバンコク。ヤワラー(中華街)をひたすら歩き回っていたら、古びた棚の中にヘタうまな馬の人形を見つけた。誰が買うねん、と思うほどのヘタうまさだが、私たちが買うやつだ。

店のなかはあまりに薄暗いので入るのに戸惑ったが、馬がほしいから仕方ない。入ってみると家族経営で皆とても親切だった。暗がりに目が慣れたころ、棚にぎっしりと瓶が並んでいるのが目に入ってきた。それは精油を使った香水だった。しかもかなりの種類があり、次々と香らせてもらった。

ジャスミンやプルメリアなど、花単体の香水もあれば「ロンドンの夜」「マナド(スラウェシの地名)」などのブレンドもある。

もうさ、ホンマに興奮した。この作り手が生み出す香りには、人をうっとりさせる余韻がある。店の人たちも馬を買いに入ってきたのに、めっちゃ買うからびっくりしていた。「誰がつくっているの?」と聞いてみたら「バンコクの友達」だと言う。それすらもブレンドの名前みたいだ。

宿のシャワーはマジで出ないし、アゴダの写真と実物とはまったく違ってボロボロだ。ヤワラーの老舗タイスキ店ではサービス料240バーツよこせ(しかも現金で)と詰め寄るし、マッサージおばさんはまったくやる気がなく、もはや撫でている(揉んでくれ)。
ソンワット通りのカフェの値段もバグってるし、頼むで〜バンコクと思っていたが、疲れが一気に吹き飛んだ。

最初に見つけた馬の魅力はやや薄れつつも(すまん)、私は香水を大事にリュックに入れた。実際には重かったけど、それほど重く感じなかった。そして足取りも軽かった。心配ご無用、香水はあなたの分もあるで。いつか小部屋で会いましょう。あなた、よい夜を。

ヘイ、こちら17号室。バンコクでインド料理を食べようとしたときのこと。北インドも南インドのメニューもあるから迷っていたら、お店の若い女の子がやってきて明るく「シェアセットにしたらいいよ!」と言う。カレーやナン、タンドリーチキンなどが付いてい...
08/09/2026

ヘイ、こちら17号室。バンコクでインド料理を食べようとしたときのこと。北インドも南インドのメニューもあるから迷っていたら、お店の若い女の子がやってきて明るく「シェアセットにしたらいいよ!」と言う。カレーやナン、タンドリーチキンなどが付いている。暑くてものすごく疲れていたし、もうなんでもいいか、という気分になって「じゃあそれで」と言ったところめっちゃ陽気になった。出てきた料理はまあ普通といった感じ。

インド映画が流れている大画面の前の席に座れと居心地のいい席に移してくれたり、料理を取り分けてくれたりと実にかいがいしい。会計したらランチで1900バーツ。普通のセット料理でも1人300バーツぐらいだから、完全にぼられているのであった。しかも会計しようとした男店員が金額を見てひるんでいると「こいつらジャパニ!」って女の子が耳打ちしている。おお、円安ジャパニ過大評価でぼられてさらに、尾を引く1900バーツ。これはあとの買い付けにも影響を及ぼした。

まあいいか。どうせさっきのランチ1900バーツやったし(やけくそ)。さっきのが1900バーツかと思えば、なんのその!(やけくそ)など、ろくなもんじゃない。おかげさまで普段なら高くて諦めそうなものも買えた。あはは。

定価がないことに怯え、できれば相場でいきたいと願うも、ぼられたり、きらりと光るものを掴んだり。心が安まることはないが、わくわくするのはなぜだろう。立ち止まるわけにはいかない。生きていれば、いろいろある。目の前にやってくるものを、私はただ見ている。1900バーツのビル、銀化した紀元前の壺、奢ってもらってしまったラテ、タイの宝くじ。あなた、よい一日を。

ヘイ、こちら17号室。インドのデリーに滞在中、何度か行ったビリヤニ屋がある。スパイスをまとった米はふんわりと軽く、チキンはグレイビー。層と奥行きを感じるうまさだ。意外と辛いところも推せる。しかしながらこの店で思うことは毎回ひとつ。こんなに旨...
29/08/2026

ヘイ、こちら17号室。インドのデリーに滞在中、何度か行ったビリヤニ屋がある。スパイスをまとった米はふんわりと軽く、チキンはグレイビー。層と奥行きを感じるうまさだ。意外と辛いところも推せる。しかしながらこの店で思うことは毎回ひとつ。こんなに旨いのに、ビールを飲めないのが辛いということだ。当方パキスタン料理が好きだが、現地に行く勇気が出ないのは、お酒が飲めないからだ。あの旨みをまとったチキンにビールがないなんて。そのことを考えただけで軽く絶望する。頼むで〜。

だから最近デリーではテイクアウト一択だ。ビールは棍棒を持った警備員が人だかりを殴らんばかりに制する酒屋で購入。そもそも酒屋のカウンター前に近づくのが困難だが、それより飲みたいから仕方ない。棍棒おやじに懇願したことにより優先され、なんとかカウンター前ににじり寄る。そしてビールをくれ!と叫ぶ。しかしなかなか出してくれない。ブータンのやつや!4本くれ!と言うと、しゃあないなあ、と言わんばかりの表情で、ロング缶をゴロンと雑にカウンターに転がした。男はニヤニヤしているうえ、絶対ぼられているが、別にいい。即座にバックパックにビールを入れて、何事もなかったかのようにビリヤニ屋に直行する。そしてほかほかを持って、ホテルに急ぐ。

私は着くや否や、アルミの袋に入ったビリヤニを破いて開け、がつがつと一心不乱に食べて、ロング缶をごくごくと飲んだ。さおちゃんはお腹が怪しいし、フライトが近いからやめとく、というので独壇場だ。がつがつとビリヤニを食べ、辛いチキンをアテに冷えたビールを飲んで、これだYO!とキマる私を横目に、さおちゃんはやや冷たい。そらそうだ。酒を買うのにここまで必死な友達を見たくないだろう。あはは。

昨日水無瀬の「バッチャマサラ」がチキンビリヤニの日だと知り、どうしても食べたくて電車に飛び乗った。まず確認すべきはビールの有無だが心配ご無用。しかもシンハーで完璧で揚げたてのパパドまで出してくれた。ビリヤニはふわふわ軽くて上品で繊細だった。いつも旅先では骨太なやつが多いから、この繊細さがうれしい。ふわっと香りを楽しむ軽やかなビリヤニ、エーンド昼からのビア。あなた、よい夜を。

ヘイ、こちら17号室。タイのスコータイに行ったが、心残りなことがあった。行く前にスコータイはおいしいナンプラーがあるから買うといいよ、と教えてもらったのだが、見つけることができなかったのだ。昨日「発酵タイごはん100」という橋本加名子さんの...
27/08/2026

ヘイ、こちら17号室。タイのスコータイに行ったが、心残りなことがあった。行く前にスコータイはおいしいナンプラーがあるから買うといいよ、と教えてもらったのだが、見つけることができなかったのだ。昨日「発酵タイごはん100」という橋本加名子さんの著書を読んでいたら、そのナンプラーの記事があって、身を乗り出した次第。スコータイ県のゴングライラート郡ターチャヌアン地区の婦人会で作られている「デッドドゥアン」というブランドだということがわかった。原料は近所の川でとれた淡水魚と海塩。竜柄の甕で一年間、屋外で発酵すると聞けば、どうしても味わってみたくなるのが人の心情ではないか。それにしても、どうして見つからなかったのだろう。チャリをひたすら漕いで、スコータイ・シーサッチャナーライの商店、スーパーにこまめに寄って棚を見た。棚には本当にたくさんの銘柄があったが、三匹の魚が描かれた赤いラベルは見つからなかった。

このクソ暑いオーサカでモーレツに働いて、ストレス解消のために炎天下でテニスをしたあと(狂ってる)、すべての汗を出し切ったような夕方に涼みに行くのを兼ねて、冷房ガンガンのスーパーに寄る。冷しゃぶサラダしか受け付けないからだ。軟らかく茹でた豚肉、パクチー、たっぷりの水菜、酸味よりも甘みの強いトマト。そこにたっぷりのナンプラーとごま油、レモンかライムをギュッと絞る。コクに砂糖少々。タイの市場で買った粗い唐辛子を振りかけて、混ぜるだけで完成だ。猛暑のオリジナルサラダ。適当すぎるが生き返る。

ちなみにこの「発酵タイごはん100」、めちゃくちゃ面白い。いろいろな地方の発酵調味料の作り方が掲載されているからだ。私が発酵調味料から作ることは一生ないと思うが、どんな調味料があるのかを知れば、タイ料理の奥深さが垣間見えてくる。その調味料を使った料理のレシピがあるのもいい。味わいを想像できるから。

旅を続けていてよかったと思うのは「動けば心も変わる」ことを実感することだ。欲しいものが見つからなくても嘆くことはない。知りたいと思うままに動けば、世界はじわっと広がる。意味不明だった市場の棚が、少しずつわかる瞬間。私はそれが楽しい。あなた、よい夜を。

ヘイ、こちら17号室。こないだキョートのとある店に晩御飯を食べに行った。結構よく行く店で、店の女主人はとても感じがいい。とはいえいつも放っておいてくれるから、これまでに深く話をしたことはなかった。クタクタに疲れていた。例のクラファンが終わっ...
17/08/2026

ヘイ、こちら17号室。こないだキョートのとある店に晩御飯を食べに行った。結構よく行く店で、店の女主人はとても感じがいい。とはいえいつも放っておいてくれるから、これまでに深く話をしたことはなかった。

クタクタに疲れていた。例のクラファンが終わったばかりで、熱狂の渦が身体のなかに残っていた。これほどまでに渦に巻き込まれたこと、ある?(否)、と呟きつつ、生ビールを一気呑みした。ふとカウンターに目をやると、茅台酒の小瓶があった。幻かと思い、えっ、と目を擦ったが、やっぱり茅台酒だった。ちなみに茅台酒とは、中国貴州省で醸される白酒で超高価なことでも知られる。さおちゃんと私はざわめいた。

なぜなら中国貴州省を旅したときに、飲んだことがあったからだ。中国貴州省に招待されて旅したのは去年のこと。そこで何か食べてみたいものはないか、と聞かれ、軽い気持ちで「現地の酒が飲みたい」と申告した。ベンチャー企業の社長は少し考えて、静かに腹をくくり「用意しましょう」と言った。そして現地の行きつけのバーに連れていってくれて、大事に持参した茅台酒を飲ませてくれた。もちろん私たちは高価な酒だということを一切知らなかった。この酒、現行品でも500mlで平均7万円ぐらいする。古酒となると、倍以上だ。

ベンチャー社長は真の茅台酒と姉妹品を持ってきてくれ、飲み比べさせてくれた。真の茅台酒のほうは、驚くほどに芳醇な香りと濃厚で深みのある味で、飲んだ後も口蓋にずっと長く香りが残った。その香りの余韻の長さを忘れられない。

その「茅台酒」のミニボトルがなぜか店のカウンターにあるのだ。食いついて騒ぐ私たちに女店主が気づいて「京大に在籍していた外国人が、中国のお土産にくれたんです」と言った。私が茅台酒の思い出を話すと「そんなお酒だったとは!」と興味津々だった。高価なものだということは知っていたけれども、飲むタイミングを完全に失っていました」と言った。そして、良かったら一緒に飲みましょう、という。おいおい、人生に茅台酒、2回ある!?もちろん遠慮したが、今が飲むときだとまっすぐに彼女はいう。だから私たちは飲んだ。そして人生の余韻を味わった。クラファンの渦の熱さと濃密さが戻ってきて、もうほとんど泣きそうだった。なんで私たちはこうなるの。いつだってその場に居合わせてしまう。そして気づく。あまりにも今を生きている。

うう、と唸りつつその余韻に浸っていたらまさかの終電を逃した。大人なのに。そしてキョートのホテルは12時を回ると半額以下になり、6000円でめちゃくちゃいい部屋に泊まれることを知った。京都の闇夜はどっぷり重く、深い。とぼとぼと闇夜を歩きながら、身体は疲れきっているのに、新しい力が湧いてくるのを感じた。とても奇怪な一日だった。茅台酒が人生の余韻をくれた夜。私はこの夜のことを忘れないだろう。使い切れば、新しい力が湧いてくる。それを言葉に変えるなら、私は希望と呼ぶ。そうだろ?あなた、よい夜を。

27/07/2026
ヘイ、こちら17号室。2日間来てくださったあなたに非常感謝。遠方からの来客が多く「やっと来れた」「来てよかった」「また来ます」と言ってもらえて嬉しかった。いつも思うが、新しい風を持ってきてくれるのはあなただ。また会おう。これにてクローズいた...
27/07/2026

ヘイ、こちら17号室。2日間来てくださったあなたに非常感謝。遠方からの来客が多く「やっと来れた」「来てよかった」「また来ます」と言ってもらえて嬉しかった。いつも思うが、新しい風を持ってきてくれるのはあなただ。また会おう。これにてクローズいたします。

モンパン食堂に来てくれたあなたもありがとう。お祝い酒を持って駆けつけてくれたおかげでモンパンの店の前で派手に乾杯できて、区切りをもらった。モンパンも満員御礼。いろいろな国籍の人が集い、あきちゃんのエスニックな料理を食べていた。そのようすはなんだかパンガン島やレンボガン島の海辺の食堂みたいだが、実質はキョートの吉田。海なんかないはずなのに、やけに夜を濃く感じる場所なのだ。あきちゃんが働きまくってて、やっと客が途切れて飲める、となったとき、西洋人3人組が入ってきた。あきちゃんは「今日はもう終わりやねん」と言ったけど、肩を落として帰っていく彼らをやっぱり呼び止めて「モンパンならできるけど」と言って焼いてあげてた。それがすべてだ。お腹が空いている人を放っておけないのがモンパン。

クラファン満願。本当にありがとう。ここから本を作ることに専念できる喜びを静かに噛み締めている。サボテンも枯らすタイプ(通称サボテンキラー)だが、旅の本を作るのは得意だ。楽しんで波に乗っていく所存。パドル!あなた、よい夜を。

ヘイ、こちら17号室。昨日は遠方から続々と来てくださりありがとう。本日もドアオープンいたします。10-17時。夏の最中、ダラダラ汗をかきに来てよ。一日分の力を使い切ったらまた、あたらしいパワーが入ってくる。心配無用、わかるね、カム!
26/07/2026

ヘイ、こちら17号室。昨日は遠方から続々と来てくださりありがとう。本日もドアオープンいたします。10-17時。

夏の最中、ダラダラ汗をかきに来てよ。一日分の力を使い切ったらまた、あたらしいパワーが入ってくる。心配無用、わかるね、カム!

ヘイ、こちら17号室。本日ドアオープンいたします。はるちゃんの旅ノートのクラファンが満願したので、限定ガチャやります。モロッコグラスとアフガニスタンのコースターのセット。中身は選べず、運任せ。夏休みばりに、ガチャしていただきます。さおちゃん...
24/07/2026

ヘイ、こちら17号室。本日ドアオープンいたします。はるちゃんの旅ノートのクラファンが満願したので、限定ガチャやります。モロッコグラスとアフガニスタンのコースターのセット。中身は選べず、運任せ。夏休みばりに、ガチャしていただきます。さおちゃんにグラスのサイズを聞いたら「遊穂を飲むのにちょうどなサイズ」らしく、日本酒リターンを選ばれた方、はたまた冷酒を嗜む方はぜひ。夏本番。遊ぼうぜ。カム!

住所

萱野2-11-4
Mino-shi, Osaka
562-0014

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